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我が手に拳銃を/髙村薫

カナリア実は髙村薫のファンです。特に「神の火」、「リビエラを撃て」なんかが大好きですが、このブログのテーマに合わせひとまず「我が手に拳銃を」について書いてみたいと思います。

髙村氏の作品は、どれも綿密な描写が多く、とても硬質な感じがあります。この作品でも銃について細かい描写があります。例えばプロローグでは「ヨークスクリューを手で抜いてシリンダーを外し、ネジ止めのグリップとサイドプレートを外した後、ハンマーやハンマー・ブロックなどの動作を見るために、トリガーを軽く引いてみる。シングルアクションで1.7、8キロ、ダブルアクションで5キロ弱の感触だった。正常な純正のパイソンはこんなものだろう。」

あらすじをここでお示ししても仕方がないので省略いたします。

ただし、この作品は決して激しい銃撃戦があるわけではなく、あくまでそこに存在する人間模様を垣間見るものです。メインは男同士の友情。いいですよ。どうやら男性よりも女性に受けるみたいですが・・・。まだ髙村氏の作品をお読みでない場合には、この作品あたりからお読みになってはいかがでしょうか。そしてゆくゆくは、「神の火」、「リビエラを撃て」、「マークスの山」、「照柿」、「レディ・ジョーカー」なども是非お勧め致します。最後の3作品は連作なので、できればこの順番で。

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