« コンバット | トップページ | 東武鉄道運転士懲戒解雇の件3 »

東武鉄道運転士懲戒解雇の件2

カナリア、先日、東武鉄道運転士の懲戒解雇の件で書きました。その後の展開がよく分からないのですが、どうも東武鉄道は予定通りの処分を下すようです。それに対して賛否両論があり、ネットでも議論が活発に行われているようです。数日が過ぎましたがカナリアの考えは変わっておりません。懲戒解雇は厳しすぎると思います。

処分に賛成の方のご意見として、もし重大な事故が起きていたとしても同じ事を言うのか、というものがありますが、事件、事故に対しては結果責任というものがあると思います。相手を殴った場合でも、謝罪で済む場合から暴行罪や傷害罪まで適用される場合もあり、時には殴られた拍子に倒れて頭でも打ち死亡してしまう場合もあるかもしれません。死亡した場合には傷害致死やひどい場合には殺人罪まで適用されることがあるかもしれません。(カナリア、法律については素人なので、厳密な議論はお許しください。ただの比喩です。)

つまり、今回の運転士の行為は何らかの処罰の対象になるとしても、サラリーマンにとっては死刑の宣告にも相当する懲戒解雇になることは、にわかには納得できないわけです。せめて停職や配置転換などうまい方法は考えられないものでしょうか。

現在、自宅謹慎されている運転士の方、および家族の方々の気持ちを考えると同情を禁じ得ません。

なお、東武鉄道上層部が、今回どうしても懲戒解雇の処分を下されるのであれば、少なくとも適切な監督責任を果たしていただけることを期待いたします。そして事故の無い、快適な運行システムを構築されて行かれることを切に願ってやみません。そしてそれを達成するためには、社員一人一人の力を結集する以外に方法はないと思うのです。

最後に、罪人に石を投げつけることができる人は、生まれてこの方一度も罪を犯したことがない人であることを祈るばかりです。

東武鉄道運転士懲戒解雇の件3へ続きます。

|

« コンバット | トップページ | 東武鉄道運転士懲戒解雇の件3 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

 通りすがりのものです。御意見に全面的に賛成であり、コメントさせていただきました。

 私は「たまたま事故が起きなかっただけだ」という論調には、多少疑問を感じます。運転士さんは運転士さんなりに、子どもがちょろちょろしないように叱るなりしながら、事故が起きないように努力していたのではないでしょうか。運転中に、信号やレールしか眺めていない運転士はいないと思います。予期せぬことが起こらないように常に周囲に気を配るもの。その感覚で子どもに気を配ってもいたのかもしれないし。
 母親は何をしていた、との論調も盛んですが、気持ちは分からなくもないですが、
そう言い募りまくる方々は、街中で母親が下の子の世話にかまけていて動き回る上の子に中々気を配れない、という風景を一度も見たことがないのでしょうか^^;?私はしょっ中ありますが、「お母さんって大変だなぁ」と思いこそすれ、よもや「躾がなってないなぁ」なんて思いませんが^^;;。どうもを今“罪人に石を投げつけている方々”というのは、インターネットという狭い窓から見た事象のみで、ものごとを判断しているだけのような・・・

 結果的に、どうしても懲戒解雇の処分が動かしがたいものであるのならば(勿論私は、部外者ではあるが一庶民としてとても納得できませんが)、一日でも早く、できれば運転士として然るべき再就職先がお決まりになることを願ってやみません。
 そして、男の子の心に対しては、こんなにも沢山の「あなたは悪くない」という声が会社にもマスコミ等にも届いているという事実が、今は理解がし難くても将来的には温かい形で早く届いて欲しいです。

>最後に、罪人に石を投げつけることができる人は、生まれてこの方一度も罪を犯したことがない人であることを祈るばかりです。
 そして同時に、ただの一度も他人の慈悲や好意にすがらずに100%自力のみで人生を歩んでこられた方々であることを祈ります。

投稿: 通りすがり | 2005年11月16日 (水曜日) 11時18分

東武運転士の件、全く同感です。
全く他人事ですが、あまりに理不尽ですので、
頭に来ています。
東武鉄道は利用しませんが、
利用する人はこれから身の危険を感じながらの利用になるのではないでしょうか。
今までの報道から想像するに、この運転士は家族思いの良いお父さんではないでしょうか。
子供に自分の仕事を見せて、自慢できるお父さんは立派です。
このような立派なお父さんをクビにしかできない会社では、
心配でおちおち乗っていられません。

カナリアさんの言うとおり、結果責任と言うことがあります。
結果的に何もなかったからお咎めなしとは言いませんが、
この程度の規律違反が会社では死刑に相当するのであれば、
東武鉄道の社員はどんどん懲戒解雇されていくでしょう。

役人と比較するのはどうかと思いますが、
行政の執行権を適切に実行せず、
国や国民に多大な損害を与えた役人が一切責任を取っていない我が国で、極端な原理主義を貫く東武鉄道が馬鹿に見えてきます。

この運転士さんは、泣き寝入りせず、不当解雇であると
訴訟してほしいと思います。
結構良い裁判になると思います。

投稿: すずとき | 2005年11月16日 (水曜日) 15時59分

通りすがり様、すずとき様コメントありがとうございます。いろいろなご意見があることは確かですが、本件については処分が厳しすぎるのではないかと思っております。どうやら残念ながら処分がなされたようですが、できれば処分が取り消されることを祈っております。
ともかく、基本的に運転士に落ち度があることは確かですが、それをもって鬼の首を取ったかのように非難をされるのは、いかがなものかと思います。もう少し、自分以外の人々の痛みを自分のこととして受け止められる社会になれないものかと考えています。

投稿: カナリア | 2005年11月16日 (水曜日) 20時58分

「御安全に」製鉄所で35年以上、定年まで勤めあげた父の口癖は、「御安全に」。事故が起きれば仲間も巻き込んでの、大惨事です。子供をあやしながらの、気楽な仕事、うらやましい限りです。家族思いの父親とは、自分の仕事に信念を持ち、きちんと勤めあげる事だと思います。様々な人生を乗せた電車です。どうぞ、「御安全に」

投稿: 無事かえる | 2005年11月16日 (水曜日) 21時00分

今回の処分はしょうがないと思います。子を持つ母として同情できる面も沢山あります。しかし多くの人の命を預かって運行している責任がある以上、自分の子供よりもまず事故を起こさない対応を第一に考える必要があるのではないでしょうか。事故が起こるかどうかは結果論です。結果によって世論はどちらにも傾きます。会社は、私情をはさまず会社としてとるべき対応をとったに過ぎなかったと感じます。

投稿: yuu | 2005年11月16日 (水曜日) 21時16分

運転室に関係ない者を入れたら懲戒解雇との運行規則は、その行為が大惨事になる危険性を考慮したものだと思います。二度と尼崎事故のような悲劇を生まないためにも、このような規則は必要です。私情・温情・世論で、許認可された規則を曲げるような会社こそ、組織の不正や事故の温床になると思いました。

投稿: yuu | 2005年11月16日 (水曜日) 21時49分

規則違反・厳罰! 人命をあづかる職業であり、職場規律保持という観点からして頷けないではない。しかし、状況が状況、情状酌量の余地あってしかるべき事案ではないだろか?
規律違反・解雇は厳しすぎると思う、社の姿勢は徹底され初期の目的は達したと思う、血も涙もない社の仕打ちは愛社精神・労働意欲・士気をも失わせること相違ない。
むしろ、ここ一番、温情ある方策を講じるべきと思う。
前者のおっしゃる通り、運転手さんは裁判などに訴えるべきべきです、己が不始末での訴訟に抵抗感おありでしょうが、徹底的に闘ってください。
多分全従業員が望んでいることと思います。
労組幹部の見解をお伺いいたしたい、運転手さんをどのように
フォローするのですか?
全力をもって社トップへお願いしてあげてください。


投稿: 通りすがりの者 | 2005年11月16日 (水曜日) 21時52分

管理人様、通りすがりの者様
私は規則や懲罰規定というものは、「何か」が起きた後に内容を問われるものではなく、「何か」を未然に防ぐ抑止力として存在しているものと思っております。愛社精神や労働意欲云々を持ち出すことと、組織がとるべき対応は全く別次元のものではないでしょうか。
確かにお気持ちは良く分かります。会社がとるべき対応は運転士さんが今後の生活に困らないよう真剣にサポートすることであり、特例を認めることではないと思います。

以上長々と失礼いたしました。

投稿: yuu | 2005年11月16日 (水曜日) 22時56分

無事かえる様、yuu様、コメントありがとうございます。
yuu様の「規則や懲罰規定というものは、「何か」が起きた後に内容を問われるものではなく、「何か」を未然に防ぐ抑止力として存在しているもの」とのご意見、全くその通りかと思います。カナリアとしては「運転席に一般人を入れて運転を行った場合は、いかなる理由においても即懲戒解雇する」との規則があるのであれば仕方がない面もあると思います。
多分、本件については議論によって結論が出る問題ではなく、主義・スタンスなどの違いにより議論は平行線をたどる種類のもののように思えます。後でもう一度だけ記事を書いてみますが、カナリアの基本的な考え方は従前の通りです。

投稿: カナリア | 2005年11月16日 (水曜日) 23時11分

  2005年11月16日 午前 11時18分に、コメントをさせていただいた者です。色々書き連ねてしまい、貴重なスペースをとってしまったことを、お詫び申し上げます。
私は、事故になったかもしれないから・・・という意見には、確かに一部賛成はしています。電車には、運転士さんの御家族以外に、それこそ運転士さんのお子さん達と同じくらいの子ども達も乗客として沢山乗っていたはずですし、
その子ども達も含め事故に巻き込んでしまうかもしれなかったからです。(ゆえに、一部で論議されている訓告程度で良いのではないかという意見には、逆に賛成しかねます)少なくとも、半年程度の定職等は必要なのではないかと・・・解雇には至らないまでの、何らかの重い処分は必要だったと思います。
 この運転士さんが、出るべきところに出てくださるかという予想については、私自身は、すみません、少々悲観的です。
お子さんの心に、これ以上負担をかけてしまうかもしれないとも思うからです。東武鉄道側は、出るべきところに出づらい社員を狙って、こういう解雇処分をしたのではないかとも勘ぐってしまいます。
 色々2度も書き連ねてしまって、ご迷惑をおかけいたしました。

投稿: 通りすがり | 2005年11月19日 (土曜日) 11時13分

東武鉄道の運転士解雇は、当然である。
安全確保の為、情に流される事なく、「泣いても、駄目なものは絶対駄目だ」と、妻が子供を引きずってでも出すべきだった。
将来、子供が自分が原因で父親がクビになった事をなんて思うかなどと心配する必要は無い。
子供を甘やかして育てた両親のせいである。
ひとりの聞き分けの無い子供と公私混同して常識の無い両親に、乗客や沿線住民の安全を任せてはおられない。会社の判断は正しい。

投稿: 青山 | 2005年12月 3日 (土曜日) 13時40分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/98888/7128499

この記事へのトラックバック一覧です: 東武鉄道運転士懲戒解雇の件2:

« コンバット | トップページ | 東武鉄道運転士懲戒解雇の件3 »