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東武鉄道運転士懲戒解雇の件3

このブログはカナリアの片手系精密射撃の歩みを中心に記録を残すために始めました。そのため、若干の趣味的なことは書きますが、時事のことについては避けて参りました。しかし、今回の件については、どうしても我慢がならずに禁を破って記事を書いてしまいました。カナリアの基本的スタンスは、「本件の運転士に落ち度があるのは確かであるが、それが懲戒解雇になるのは厳し過ぎるのではないか」というものです。本件について、もう一度だけ書いてみます。

今回のことについて記事を上げましたところ、驚くことに一日で普段の2~3週間分くらいのアクセスを頂きました。射撃というマイナーな世界と世間の関心の高いニュースの差を感じました。すなわちこれほど本件については、多くの方々から強い関心が寄せられているわけです。賛否両論があります。どちらが正しいのかは神以外には分かりません。処分が厳し過ぎるとする方の方が多いようですが、世論がいつも正しいわけではありません。しかしながら、それでもなおカナリアは懲戒解雇は行き過ぎであると感じるのです。

どうやら東武鉄道は運転士の懲戒解雇を決定したようです。政治家と違って世論などはやはり関係がないようです。また、企業でも世論の評判が売り上げに直結するような業種であったならば、ひょっとすると若干の考慮がなされた可能性もあります。それに比べ鉄道事業では、世論など痛くも痒くもないのかもしれません。

大変残念なことではありますが、それでもなお本決定が覆ることがないのかと思うばかりです。ご本人が懲戒解雇の不当を裁判で訴えることも原理的には可能かもしれませんが、現実的ではないでしょう。可能であれば、組合や人権保護団体などのご協力が得られないものかと素人考えをするところです。

「甘い!」と言われればそれまでですが、それでもなおカナリアは懲戒解雇は厳しすぎると考えます。理由は何度か書きましたので、もう繰り返しませんが、厳罰だけではなく優しさによって社会が構成されていくことをカナリアは希望しております。

カナリア、ちょっと打ちのめされたような気持ちでおります。そしてとても世知辛い世の中になったものだとため息が出ます。

ともかく運転士の方およびご家族の方々のご多幸をお祈りいたします。

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コメント

東武鉄道解雇問題の件で私も全く同感です。一度目のニュースが流れた11日朝に国交省宛に本件について処分が重すぎるのではないか、JR西日本の日勤教育と同じみせしめではないか、監督官庁として指導をお願いしますとメールしました。その返事が今日参りました。内容は本件は東武鉄道が雇用関係や服務規律の問題であり、国交省はとやかく言える立場にないというものでした。厚生労働省にも同様の意見をメールしましたが、まだご回答がありません。本件は東武鉄道の解雇権の濫用にあたると思っています。ご本人が民事で争うなどすれば、適切な判断がされると思います。とにかく今回の事件は非常に残念です。

投稿: 同じ業界に勤める者 | 2005年11月17日 (木曜日) 18時24分

コメントありがとうございます。同じ業界にお勤めの方からのご意見、大変参考になります。国土交通省の考えは残念です。厚生労働省はどうなるでしょうか。
多分ご本人はとても気落ちしている状態と推察されますので、裁判を起こされるようなお気持ちにはならないのではないかと思います。何とかいい解決策がないものかと思います。せめて、この運転士の方に手を差し伸べてくださる企業さんがないものかと希望するばかりです。

投稿: カナリア | 2005年11月17日 (木曜日) 19時55分

内閣官房首相官邸の小泉首相メールマガジン宛と総務省にも同様趣旨の意見を出しておりますが、まだお返事はありません。新聞各社にも本件の継続的な取材とその経過を記事化していただくように依頼しております。国交省の見解は監督官庁としては雇用関係や服務規律については介入しないというものでしたが、JR西日本事故の場合は監査しておられるので、事故がない限りは国交省は動かないということでしょう。この問題は解雇権の濫用などの労働問題として議論すべきかも知れません。労働局などが調査するように労働組合などからの問題提起が必要だと思います。同じ業界の本社で、乗務員など職員の管理をしている立場にいますが、今回の件は残念です。

投稿: 同じ業界に勤める者 | 2005年11月17日 (木曜日) 20時38分

同じ業界に勤める者様、コメントありがとうございます。同業者の方のお考えを聞け、かつ懲戒解雇は行き過ぎであるとのご意見を聞けて少しホッとしております。
処分は既になされ、同情意見が多数ある中で、厳しいご意見もある状態ですので、簡単に労働局などが動くことも難しいのかもしれません。可能性としてはマスコミの取り扱い方が大きいのかもしれません。本件、各方面への働きかけにより何らかの打開策があるといいのですが。

投稿: カナリア | 2005年11月17日 (木曜日) 22時31分

昔から息子は父の背中を見て育つということを聞きます。私も1度だけ父の勤め先に行ったことがあります。
父は司法警察員なので取調室なども見せてくれました。
今回の出来事は懲戒処分の対象でしょうが、1人の父親としての運転手の子に職場での父親の背中を見せてあげるのも大切なことではないでしょうか?
解雇は簡単でしょうが、解雇以前に職場での教育は出来ていたでしょうか?運転席に入れたら解雇すると言っていたでしょうか?行っていなければ会社としての社員教育が十分でなかったわけだから運転手以外の幹部に対する処分はしないのでしょうか?
不思議な会社です。
皆さん東武鉄道に乗るのは止めましょう。

投稿: 父の背中 | 2005年11月17日 (木曜日) 23時56分

父の背中様、コメントありがとうございます。
父の背中を見て育つような環境は、現在とても減ってきていると思います。私自身、仕事中の父の背中を見たことはありません。今思えば残念なことです。
今回の件は続報もなく、このまま収束してしまう可能性が高いのですが、それでも何とかならないものかと思います。

投稿: カナリア | 2005年11月18日 (金曜日) 21時13分

 11月16日の日記に、たったいまコメントをさせていただいたものです。こちらにカキコすればよかったです。大変失礼を致しました。

 東武鉄道の社内の規則には、運転席に人を入れることは勿論違反とありますが、それを破ったら解雇という明確な規定は無いそうです。東武鉄道にお勤めの方々にも、様々な人生がおありでしょうから、一概にもう東武鉄道には乗らないと決めることは出来ませんが、せめて、どうか会社側が運転士さんの今後の先々の事までフォローをしてさしあげていることを祈ってやみません。

投稿: 通りすがり | 2005年11月19日 (土曜日) 11時21分

通りすがり様、いろいろコメントありがとうございます。
カナリアとしては、はっきりと明文化されていない内容において処罰されることは納得できないというスタンスです(運転席に一般人で即懲戒解雇等)。加えて申し上げれば、本件は故意的な違反というよりは過失的な違反であり、情状が酌量されるべきではないかと考えています。ただし、決して運転士に落ち度が無いと言っているわけではありません。
ともかく、何らかの救済策がなされないものかと祈っております。

投稿: カナリア | 2005年11月19日 (土曜日) 17時26分

3歳の子供を運転席に入れて、事故の危険が増すとは到底思えません。外で泣かれているいるより、いろいろな面でましと考えて入れたのだろうから、ヒューマンエラーの類の行動だと思います。懲戒解雇とはあまりにひどく気が滅入ります。

投稿: 素人 | 2005年11月23日 (水曜日) 20時43分

素人様、コメントありがとうございます。
私も本件はエラー、ミス、過失などのたぐいであり、懲戒解雇は行き過ぎではないかと考えております。今回の結果については、考えれば考えるほど気が滅入ってくるお話だと思います。いつから日本人はこんなに厳しくなってしまったのでしょうか?。

投稿: カナリア | 2005年11月23日 (水曜日) 23時10分

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