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陰の季節/横山秀夫

最近、横山秀夫がお気に入り。いくつか読んでおります。今日は最近読みました氏の短編集をご紹介しましょう。「陰の季節」、第5回松本清張賞受賞作品です。

陰の季節(文春文庫 )  横山秀夫

文藝春秋 2001/10出版 ISBN:4167659018 \470(税込)

表題作は、元刑事部長が天下り先の専務理事をやめないために、警務課の警視が奔走するお話です。天下りは玉突きのため、1カ所が滞ると連鎖反応が起こります。元刑事部長はなぜ辞めないのでしょうか。そこには、元刑事部長の執念が込められています。

最後に種明かしがありますが、勘のいい人なら、途中で気が付くかもしれません。なかなか、小気味いい作品だと思います。

他にも密告書の内容を調査する監察官のお話、「地の声」などもいい味を出しています。人間は本当に悲しい存在ですね。策士策におぼれるですか・・・。

「黒い線」も、ありそうなお話です。警察官の嘘は悲しいですね。

「鞄」では、ここまでやるのか、という人間の凄まじい策略を感じます。カナリアなんか、あっという間に嵌められそうです。

ともかく、きびきびとした短編が収められた一冊です。一風変わった警察小説を読んでみたい方には、是非ともお勧めしたいと思います。

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「陰の季節」 横山秀夫 お薦め度:☆☆☆☆ 2006年3月24日 讀了 [続きを読む]

受信: 2006年3月25日 (土曜日) 19時45分

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